書籍を聴くことができるサービスの「オーディブル」
実際に、目で読む読書と同じような効果があるのかは、気になりますよね。
そのため、この記事では論文などを紹介しながら、オーディブルの効果を解説します。
さらに「オーディブルの効果をアップさせる方法」や、「オーディブル機能の活用法」なども紹介しますね。
この記事を読むことで、オーディブルの効果を理解した上で、効率的にオーディブルを活用できるようになりますので、最後までご覧ください。
ユク
僕自身、毎日オーディブルを愛用しています。
公式サイト:https://www.audible.co.jp/
オーディブルの効果
聴く読書の効果を証明する論文
実際にアメリカの論文で、以下2つのことが結論付けられています。
- 「音声を聴くこと」による読解効果は、文字を読むことよりも優れている。
- 「音声と文字での読書を同時に行うこと」による読解効果は、それぞれ単体で行うよりも優れている。
つまり、文字を読むより音声を聴く方が読解効果があり、そして「音声+文字」の方がさらに効果がある、とされています。
参考:The Association for Information Science and Technology(情報科学技術協会)2019年発表、視覚(文字)と聴覚(音声)の読解効果に関する比較実験についての論文
それでは、僕自身が実際に使ってみて感じた、オーディブルの具体的な効果を紹介します。
ユク
僕の感覚だけだと偏りが出るので、論文や外部サイトを参考にしながら紹介しますね。
オーディブルの効果は以下の通り。
聞き取りの能力が鍛えられる
聴く読書は、聴きとることで内容を理解します。
そのため、聴き取り能力が鍛えられ、「聴く力」が身に付きます。
聴く力が向上することで、以下のことが期待できます。
- 相手への理解が深まる
- 自己理解ができる
- 信頼関係が構築できる
- 伝える力が向上する
- 仕事のパフォーマンスが上がる
- 人間関係が豊かになる
子どもへの影響
読書困難と認定された子どもに、音読を取り入れたところ、読解力が向上したという研究があります。
聴く読書を取り入れることで、子どもにも良い影響が期待されます。
参考:テキサスA&M大学の研究チーム、2020年発表、スムーズに読書をすることが困難な小学生を対象に行った実験にまつわる論文
脳が疲れにくい
「読む」より「聴く」の方が脳が疲れにくくなります。
視覚はたくさんの情報が脳に入ってくるため、脳疲労の原因になります。
そのため、「読む読書」より「聴く読書」の方が疲労感なく、知識を深めることが可能です。
集中力を保てる
人が継続して集中できる時間は15分と言われています。
しかし、さきほども書いたように、聴く読書なら脳が疲れにくくなります。
視覚を使わずに聴覚を使えば、集中力を持続させられる可能性が高くなります。
知識量を増やせる
オーディブルを使えば、知識量を増やすことが可能です。
聴く読書最大の利点は、スキマ時間が活用できること。
読む読書より多くの情報を得ることができます。
そのため、オーディブルをスキマ時間に聴くことで、知識量を増やすことができます。
認知症予防への可能性も
オーディオブックを聴きながら運動をすると、脳血流活性作用があるという研究報告もあります。
予防効果があると断定はできませんが、今後オーディオブックが、認知症の予防に役立つ可能性があると期待されています。
公式サイト:https://www.audible.co.jp/
オーディブルの効果をアップさせる方法
オーディブルの効果をさらに向上させる方法を紹介します。
聴くと読む両方する
1番おすすめなのは、「聴くと読む両方する」という方法です。
冒頭の論文で紹介したように、「文字+音声」が1番読解効果があると結論付けられています。
オーディブルで音声を聴きながら、同じ本を読むという方法が、1番本の内容を理解することができます。
本を購入すると、プラスでお金がかかってしまいますが、確実に理解したい内容については、「文字+音声」という方法を取り入れてみましょう。
繰り返し聴く
反復学習も記憶の定着に効果があります。
こちらも論文で実際に効果があったと記述されています。
しかもオーディブルならスキマ時間に聴けるので、反復学習の回数も増やせます。
アウトプットする
記憶の定着や内容の理解度を上げるのに、アウトプットも有効です。
記憶の定着には、インプットよりもアウトプットの方が重要だと言われています。
そのため、オーディブルで聴いた内容をアウトプットすれば、さらに効果アップが期待できます。
- 人に話す
- SNS等で覚えた内容を発信する
- オーディブルのレビューを書く
- スマホやパソコンのメモアプリや日記アプリに書く
寝る前に聴く
「寝る前に学習したものは記憶に定着しやすい」ということが、アメリカの研究により証明されています。
そのため、寝る前にオーディブルを聴くというもの有効です。
オーディブルにはタイマー機能も付いているので、活用しましょう。
朝に聴く
「朝、起床後の約3時間は、脳が最も効率よく働くゴールデンタイム」と言われています。
朝は前日の記憶がリセットされているので、新しい情報を取り入れるのに効果的です。
夜と朝の学習を上手に取り入れれば、効率的に知識を高めていくことができますよ。
公式サイト:https://www.audible.co.jp/
オーディブルの効率的な活用法
続いて、活用すべきオーディブルの機能を紹介します。
オーディブルを上手に使いこなして、効率的に聴きましょう。
倍速で聴く
オーディブルは聴く速度を変えることがきます。
最初は、聴きづらさを感じるかもしれませんが、徐々に慣れていきます。
慣れの目安は1週間~2週間。
ユク
何かしながら聴くときは「1.5倍速」
聴くことに集中できるときは「2倍速」がおすすめです。
クリップ&ブックマーク機能を使う
クリップ&ブックマーク機能は「しおりのような役割」を果たしてくれる機能です。
ボタン1つで忘れたくない箇所を保存してくれます。
こちらの記事で使い方などを解説しているので、参考にされてください。
車載モードを使う
車載モードは、オーディブルの機能を極限までシンプルにするモードです。
車載モードというネーミングですが、車以外でもいろいろな場面で活用できます。
何かしながらオーディブルを聴くときに便利な機能です。
スキマ時間の例
オーディブルはスキマ時間に使ってこそ、その効果を最大限に発揮できます。
今まで読む読書にあてられなかった時間を、聴く読書の時間にあてられるからです。
オーディブルを聴く際は、必ずスキマ時間を活用しましょう。
スキマ時間の例は、以下の通りです。
- 朝の身支度の時間(ハミガキ、メイク)
- 家事の時間(皿洗い、洗濯物たたみ、掃除)
- 食事中
- 運動中(ストレッチ、ランニング)
- 通勤中、通学中などの移動時
- 仕事の休憩中
耳さえ空いていれば、いつでもオーディブルを聴けます。
公式サイト:https://www.audible.co.jp/
オーディブル基本情報
オーディブルは、本を聴けるサービスです。
自分で読む必要がないので、気軽に本の内容を知ることができます。
プロのナレーターや声優が読んでくれるので、聴き心地がよいですよ。
ユク
本を読むのが苦手な人にもおすすめのサービスです。
無料期間は30日
初めてオーディブルに登録する人には、30日の無料期間があります。
30日たっぷりとオーディブルを試してから、利用を続けるか判断できます。
公式サイト:https://www.audible.co.jp/
月額料金
オーディブルの月額料金は1,500円です。
年間プランはなく、毎月1,500円支払うことになります。
支払い方法
オーディブルの支払い方法は、2種類です。
- クレジットカード
- デビットカード(デビットカードとは、銀行口座から直接、引き落とされるカードのことです。)
現金決済等はできないので、把握しておきましょう。
オーディブルの効果:まとめ
オーディブルの効果について解説しました。
オーディブルの効果は、以下の通り。
オーディブルの効果をさらにアップさせる方法は、以下の5つ。
さらにオーディブルの機能を上手に使えば、学習のスピードがアップします。
オーディブルは、論文による裏付けもあるので、安心して使えるサービスです。
頭が良くなるのかは、本人の努力次第の部分もありますが、オーディブルを上手に活用すれば、効率的に学習はできます。
お試し期間もたっぷりあるので、ぜひ実際に使ってみて効果があるのか試してみてください。