櫂と暁海の切なくて、悲しくて、優しい物語を描いた小説『汝、星のごとく』
著者の凪良ゆうさんの作品は、前作の「流浪の月」もそうでしたが、『汝、星のごとく』にも名言がたくさんありました。
そのため、この記事では『汝、星のごとく』に出てくる名言をまとめました。
また、僕個人や僕以外の各所の感想や口コミ も紹介します。
こちらにはネタバレを含まないので、『汝、星のごとく』を読むかどうかの参考にされてください。

ユク
『汝、星のごとく』は、めちゃくちゃおすすめの小説です。
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『汝、星のごとく』名言(人物別)

『汝、星のごとく』は本当に名言だらけです。
小説を再読しながらまとめたら、かなりの量になりました。
まずは登場人物ごとに名言をまとめて、その後、各名言が出たシチュエーションを紹介します。
登場人物別:名言まとめ
※ページ数は文庫本のページ数になります。
- 自分の人生を生きることを、他の誰かに許されたいの?(P91)
- もちろんお金で買えないものはある。でもお金があるから自由でいられることもある(P92)
- わたしも奥さんももう腹は切ってる。あとは男が腹を刺すだけ(P114)
- きみのそれは優しさじゃない。弱さよ(P115)
- 怖いのは、えいって飛び越えるその一瞬だけよ(P138)
- あなたたちは本当に良い子。でも褒めてないのよ(P139)
- 強いんじゃなくて、愚かになれただけだと思う(P247)
- いけないことだとわかっていても、そうしたいのならすればいいんです(P100)
- きみはもう少し周囲に甘えてもいいと思いますよ(P132)
- 自分がかわいそうと思わなければ、誰にそう思われてもいいじゃないですか(P186)
- もう少し身勝手でもいいんですよ(P189)
- 悩みのすべてを切り捨てられる最後の砦としての正論が必要なんです(P296)
- 彼女を放っておくことは、自分を殺すことと同じに感じていました(P299)
- 間違えようと思って間違えたんです(P299)
- 忘れられないことを、無理に忘れようとしなくていいんですよ(P341)
- 自分で自分を養える、それは人が生きていく上での最低限の武器です(P373)
- 自分を縛る鎖は自分で選ぶ(P374)
- 誰がなんと言おうと、ぼくたちは自らを生きる権利があるんです(P390)
- 正しさなど誰にもわからないんです。だから、きみももう捨ててしまいなさい(P391)
- 大人になるほど世界は混沌としていることを知る(P58)
- お母さんの孤独にわたしを巻き込まないで(P86)
- お父さんはわたしのお父さんだけれど、もう本当に『お父さん』じゃないこと実感した(P94)
- いかなるときも、瞳子さんの中心は瞳子さん自身だ(P137)
- 変われないことこそが不幸(P174)
- いつだって核心は言葉の届かない深い場所にある(P185)
- 飽きるほど繰り返してきた現実に、わたしは帰る(P204)
- わたしはここで生きていく(P259)
- 同じ根っこから咲いた別の花のような親しさを互いに感じている(P342)
- わたしにとって、愛は優しい形をしていない(P344)
- なにかを欲するなら、失う覚悟も必要だ(P371)
- 少しでいいから荷物を持ってあげられる、それくらいの大人でいてよ(P385)
- わたしは愛する男のために人生を誤りたい(P395)
- たった一粒の星ですら見方が違う(P419)
- エアポケットのような、その狭間にわたしたちはいる(P429)
- 煌めきながら散っていく、あの星たちの中にいるのだろう(P431)
- 欲しても与えられないものなんて最初からないものだと、あきらめればいい(P68)
- 頼らんでええ。使ったれ(P88)
- 良い大人と良い教師はイコールではなく、良い大人と正しい大人もイコールでは結べない(P101)
- 俺たちは、どうしようもなく、愛を欲している(P118)
- 自分は自分を裏切らない(P121)
- 夕星(ゆうづつ)やな(P123)
- 暁海の前では俺は戦わなくてもいいのだ(P157)
- 正しさだけですべてを決められたら、どれだけ楽だろう(P209)
- 自分たちの弱さを他人に背負わせている(P221)
上記の名言がどんな状況で発せられたのか、それぞれのシチュエーションを紹介しますね。
瞳子:名言
瞳子は、暁海の父の不倫相手。
芯のある凛とした雰囲気のある女性。人生観もしっかりしていて小説内で数々の名言が発せられました。
- 自分の人生を生きることを、他の誰かに許されたいの?(P91)
- もちろんお金で買えないものはある。でもお金があるから自由でいられることもある(P92)
- わたしも奥さんももう腹は切ってる。あとは男が腹を刺すだけ(P114)
- きみのそれは優しさじゃない。弱さよ(P115)
- 怖いのは、えいって飛び越えるその一瞬だけよ(P138)
- あなたたちは本当に良い子。でも褒めてないのよ(P139)
- 強いんじゃなくて、愚かになれただけだと思う(P247)
自分の人生を生きることを、他の誰かに許されたいの?
暁海の大学入学資金を瞳子が出すと言った時、暁海は「そんなことお母さんが許してくれません」と言った時に、瞳子が言った言葉です。
もちろんお金で買えないものはある。でもお金があるから自由でいられることもある
お金があることで得られる自由も大切なことだと、暁海に諭した言葉。

ユク
暁海が大人になった後も、この言葉が響き続けていましたね。
わたしも奥さんももう腹は切ってる。あとは男が腹を刺すだけ
暁海の母親が瞳子の家を放火しようとしたとき。
それでも元の家に戻ろうとしない暁海の父。
それを見た櫂が「こんな時くらい家に戻ってくれ」と頼んだ時に、瞳子が放った言葉。
ここで情けをかけて、戻ってしまうと逆に苦しむことになるということを諭した言葉です。

ユク
残酷で、優しくて、強い言葉ですね。
きみのそれは優しさじゃない。弱さよ
上記の言葉を投げかかても、なおも食い下がる櫂に対して言った言葉です。

ユク
この言葉も、櫂が大人になった後も、響き続けていました。
怖いのは、えいって飛び越えるその一瞬だけよ
仕事が楽しくなさそうな暁海を見て、「好きなことをやりなさい」と言った後の言葉。
あなたたちは本当に良い子。でも褒めてないのよ
自分を犠牲にして母親のために尽くす、暁海や櫂に向けていった、厳しくも優しい言葉です。
強いんじゃなくて、愚かになれただけだと思う
暁海が瞳子に対して「瞳子さんは強い人」と言った時の、瞳子の言葉。
北原先生:名言
北原先生は櫂と暁海が通う高校の化学の先生。
ちょっと変り者で、北原先生自体にも複雑な過去がありましたね。
櫂と暁海のよき理解者です。
- いけないことだとわかっていても、そうしたいのならすればいいんです(P100)
- きみはもう少し周囲に甘えてもいいと思いますよ(P132)
- 自分がかわいそうと思わなければ、誰にそう思われてもいいじゃないですか(P186)
- もう少し身勝手でもいいんですよ(P189)
- 悩みのすべてを切り捨てられる最後の砦としての正論が必要なんです(P296)
- 彼女を放っておくことは、自分を殺すことと同じに感じていました(P299)
- 間違えようと思って間違えたんです(P299)
- 忘れられないことを、無理に忘れようとしなくていいんですよ(P341)
- 自分で自分を養える、それは人が生きていく上での最低限の武器です(P373)
- 自分を縛る鎖は自分で選ぶ(P374)
- 誰がなんと言おうと、ぼくたちは自らを生きる権利があるんです(P390)
- 正しさなど誰にもわからないんです。だから、きみももう捨ててしまいなさい(P391)
いけないことだとわかっていても、そうしたいのならすればいいんです
「いけないことだとわかっていても、そうしたいのならすればいいんです。いえ、するしかないのだと思います。それが本当に自分のしたいことであるのならば」
外でSEXをしていた櫂と暁海を見つけた後日、学校で避妊具を渡し、したくなったら自分に申告し化学室を使うように言った時の北原先生の言葉です。
きみはもう少し周囲に甘えてもいいと思いますよ
暁海が進路相談に来て、島に残ることを北原先生に告げた時に、暁海に言ってあげた言葉。
自分がかわいそうと思わなければ、誰にそう思われてもいいじゃないですか
櫂にかわいそうだと思われているから、櫂は別れを切り出さないのだろうと思い「わたしって、かわいそうな女ですかね」と北原先生に言った時に、北原先生が暁海に言った言葉。
もう少し身勝手でもいいんですよ
母親に言いたいことを言わず、我慢する暁海を見て言った言葉。
悩みのすべてを切り捨てられる最後の砦としての正論が必要なんです
無理をして母親を支える暁海に対して言った言葉です。
彼女を放っておくことは、自分を殺すことと同じに感じていました
奥さんのことを好きだったのか?と暁海に問われた時の北原先生の返答。

ユク
北原先生にしては、とても強い表現でしたね。
間違えようと思って間違えたんです
教え子と結婚したことを後悔していないか?と暁海に問われた時の北原先生の返答。
忘れられないことを、無理に忘れようとしなくていいんですよ
いつまでも櫂のことを忘れられずに思い出してしまう暁海に対して言った言葉。
自分で自分を養える、それは人が生きていく上での最低限の武器です
「仕事を優先したい」と言う暁海の想いに賛同する、北原先生が言った言葉。

ユク
瞳子さんの言葉と似通った言葉ですね。
自分を縛る鎖は自分で選ぶ
自分の居場所は自分で選べるということを暁海に対して諭した言葉。
誰がなんと言おうと、ぼくたちは自らを生きる権利があるんです
暁海が櫂の病気のことを知り、もう一度、櫂の元に戻りたいが、迷っている暁海に対して発した言葉です。

ユク
とても力強く、胸に響く言葉でしたね。
正しさなど誰にもわからないんです。だから、きみももう捨ててしまいなさい
上記の言葉を投げかけられても、なおも迷う暁海に対して発した言葉。
暁海:名言
『汝、星のごとく』に出てくる登場人物の中では、暁海が一番苦労したのではないでしょうか?
暁海の物語は、とても胸を締め付けられるシーンが多かったです。
- 大人になるほど世界は混沌としていることを知る(P58)
- お母さんの孤独にわたしを巻き込まないで(P86)
- お父さんはわたしのお父さんだけれど、もう本当に『お父さん』じゃないこと実感した(P94)
- いかなるときも、瞳子さんの中心は瞳子さん自身だ(P137)
- 変われないことこそが不幸(P174)
- いつだって核心は言葉の届かない深い場所にある(P185)
- 飽きるほど繰り返してきた現実に、わたしは帰る(P204)
- わたしはここで生きていく(P259)
- 同じ根っこから咲いた別の花のような親しさを互いに感じている(P342)
- わたしにとって、愛は優しい形をしていない(P344)
- なにかを欲するなら、失う覚悟も必要だ(P371)
- 少しでいいから荷物を持ってあげられる、それくらいの大人でいてよ(P385)
- わたしは愛する男のために人生を誤りたい(P395)
- たった一粒の星ですら見方が違う(P419)
- エアポケットのような、その狭間にわたしたちはいる(P429)
- 煌めきながら散っていく、あの星たちの中にいるのだろう(P431)
大人になるほど世界は混沌としていることを知る
瞳子は刺繍教室の先生。そして、十七歳だった暁海も刺繍に興味を持っていた。
だけど、父の不倫相手がやっていることに興味があるなんて、悪いことしているようで母親には言えない。
子どものころ、いたずらをすると大人に怒られたが、大人もみんな悪いことをしているのに。父も母も瞳子も。
暁海のそんな想いから出てきた言葉です。
お母さんの孤独にわたしを巻き込まないで
父の様子を見てくるようにと再三、言ってくる母親への想いです。
言いたいけど言えずに飲み込んだ言葉。言うと母が壊れてしまう。
暁海はこの時の気持ちを「出口が塞がれていて窒息しそうに苦しい」と言っています。
お父さんはわたしのお父さんだけれど、もう本当に『お父さん』じゃないこと実感した
不倫相手の瞳子といる時、自分(暁海)たちの前では見せない父の一面を見た時の言葉です。
いかなるときも、瞳子さんの中心は瞳子さん自身だ
瞳子の刺繍教室に通いたいと言った時に、瞳子は「あなたから教室代はもらわない」と言った。
「もらえない」ではなく。「もらわない」と言った瞳子の発言に対する暁海の感想。
変われないことこそが不幸
いつまでも、父への未練を引きずる母を見て暁海が感じたこと。
いつだって核心は言葉の届かない深い場所にある
櫂と遠距離恋愛になり、本音で話すことができない、暁海の心情を表した言葉です。
飽きるほど繰り返してきた現実に、わたしは帰る
櫂に別れを告げ、何もかもうまくいかない現状を表した暁海の心情です。
わたしはここで生きていく
母親のせいで400万という借金を背負って生きていくことになった時、覚悟を決めた暁海の想いです。

ユク
切なくて、強い宣言でしたね。
同じ根っこから咲いた別の花のような親しさを互いに感じている
自分と似た境遇の北原先生を見て暁海が感じたこと。
わたしにとって、愛は優しい形をしていない
櫂を想って出た暁海の気持ち。暁海は、愛と呪いと祈りは似ていると感じていた。
なにかを欲するなら、失う覚悟も必要だ
刺繡作家として成功した自分をうらやむ住民に対する、暁海の気持ち。
少しでいいから荷物を持ってあげられる、それくらいの大人でいてよ
櫂が胃がんになったと知っても、1度もお見舞いに行っていない、櫂の母親に暁海が言った言葉。

ユク
とても胸が締め付けられるシーンでした。
わたしは愛する男のために人生を誤りたい
北原先生と結婚しながらも、病気になった櫂に会いに行く暁海の心情。
たった一粒の星ですら見方が違う
「昼と夜のあわいの中で瞬く星に一日の終わりを重ねて惜しむのか、もうすぐ訪れる夜を待ち遠しく想うのか。たった一粒の星ですら見方が違う」
再び、櫂と暮らし始めた時に見た、夕星。
それを見た暁海の心情。
エアポケットのような、その狭間にわたしたちはいる
櫂にとって最後の今治の花火を見にきたメンツを見て、暁海が思ったこと。
「てんでばらばらで、だからこそつながれる自由さと、そうでなければつながれない不自由さ。エアポケットのような、その狭間にわたしたちはいる」
煌めきながら散っていく、あの星たちの中にいるのだろう
最後に一緒に花火を見ることができた櫂と暁海。
そして、櫂はもう手を握りかえしてこない。
櫂:名言
時に過ちを繰り返しながら、自分の人生を懸命に生き切った櫂。
最後は暁海と花火が見られてよかったですね。
- 欲しても与えられないものなんて最初からないものだと、あきらめればいい(P68)
- 頼らんでええ。使ったれ(P88)
- 良い大人と良い教師はイコールではなく、良い大人と正しい大人もイコールでは結べない(P101)
- 俺たちは、どうしようもなく、愛を欲している(P118)
- 自分は自分を裏切らない(P121)
- 夕星(ゆうづつ)やな(P123)
- 暁海の前では俺は戦わなくてもいいのだ(P157)
- 正しさだけですべてを決められたら、どれだけ楽だろう(P209)
- 自分たちの弱さを他人に背負わせている(P221)
欲しても与えられないものなんて最初からないものだと、あきらめればいい
母親からの愛情を十分に与えられていないと感じた時の櫂の言葉です。

ユク
切ないあきらめの言葉ですね。
頼らんでええ。使ったれ
東京の大学に行きたいが、お金がなくいけないと悲しむ暁海に言った言葉。
この状況を作り出した暁海の父親に、大学のお金を出してもらうように頼みに行こうと暁海を誘った。
良い大人と良い教師はイコールではなく、良い大人と正しい大人もイコールでは結べない
北原先生を見た時の櫂の感想です。
俺たちは、どうしようもなく、愛を欲している
櫂も暁海も親から愛されたかった。だけど現実は違う。
いっそ自分たちなしでは生きられない親を見捨ててしまいたいが、それもできないジレンマから生まれた言葉。
自分は自分を裏切らない
いつまでも他人に依存して生きようとする母親を見て、櫂自身が自分に言い聞かせた言葉。
夕星(ゆうづつ)やな
高校生の時、櫂は東京に行き、暁海は島に残ることが決まった夜。
離れ離れになる前に海で夕焼け空を見ていた時に、櫂が言った言葉。
夕星は夕闇にでる一番星。
櫂はその夕星と、暁海を重ね合わせていたのでしょう。

ユク
この物語を象徴する言葉ですね。
暁海の前では俺は戦わなくてもいいのだ
東京と言う街で心をすり減らしていく中で、暁海という存在に癒された時の櫂の心情。
正しさだけですべてを決められたら、どれだけ楽だろう
自分の母親の負担を考えると、暁海との結婚に踏み出せない櫂の心情。
自分たちの弱さを他人に背負わせている
同性愛者である尚人が付き合っていた圭くんの親が、圭くんをたぶらかしたのは尚人だと訴えてきたということを知った時の櫂の言葉。
ガーゼのような声が俺を手当てする
尚人が自殺した後に、櫂をケアしてくれる絵里さんを表現した言葉。
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『汝、星のごとく』はつまらない?感想を紹介

『汝、星のごとく』は、つまらないのか?僕自身の感想と、各所の口コミを紹介します。
僕自身の感想やよい口コミだけでは、信憑性に欠けるので、悪い口コミも忖度なく紹介しますね。
僕自身の感想
本当に胸が締め付けられるシーンが、たくさんあった物語でした。
櫂も暁海も未熟すぎる母親に振り回された人生でした。
離れ離れになったことで、心がすれ違っていく2人。
東京で漫画家として成功し忙しくなっていく櫂。
島に残り、無理をして櫂に合わそうとする暁海。
2人の心の痛みがじんわりと伝わってくるストーリーに、心が震えました。
成功と絶望。友人の死。自らの病。櫂の人生は波乱万丈でした。
母にも櫂にも想いをぶつけられず我慢の日々が続いた暁海。
僕自身は”つまらない”と感じることなく、最初から最後まで楽しめた作品でした。
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各所の感想・口コミ
Amazon・オーディブル・X(旧Twitter)の口コミをそれぞれ紹介します。
よい感想・口コミ
- 辛く、悲しく、でも幸せで、とても優しい物語でした。
凪良ゆうさんの本はいつもこうなる。泣きすぎて頭が痛い。 - 本当におすすめです。凪良ゆうさんの小説はすべて感動しますし考えさせられます。色々な人の立場でこの物語を考えるとなんとも言えない気持ちになります。数時間余韻に浸りました。
是非、続編で出版されている登場人物の北原先生の過去が書かれている「星を編む」も読んでみてください。 - 普段は歴史小説ばかり読んでいるが、久しぶりに一気読みした。意外性もあり、鷲掴みされる展開で、特に先生の存在が興味深かった。
- 素晴らしいストーリーでした。余韻に浸っています。流浪の月に続いて、またも‼️という感動でした。
- 次はどうなる?と中断出来ない文章の流れ。現代に忍び寄る心の病、ヤングケアラー問題、人間の性、切ないが最後はそれぞれの生き方に納得する。聞き入ってしまいました。
- 前作に続きとても良い作品でした。悲しくもあり、清々しくもあり、とても深い愛に包まれる読後感でした。繊細さんにおすすめしたいです。
「つまらない」という感想・口コミ
- 非常に読みやすい文章で、一気に読めました。
恋愛よりも「どう生きようか」に重きが置かれた作品のように感じました。
サンプルを読んで、倫理的に受け付けなかった方には、最後まで苦しい展開が続くことと思います。私は、自身の家庭環境や経験から、ストーリー及びほぼ全ての登場人物の行動が倫理的に受け付けませんでした。
逆に、サンプルを読んで、合いそうだと感じた方はドハマリするのだと思います。まずはサンプルを読まれることをおすすめします。 - 話題になっていたので読んでみました。
一章読み終えた時点でやめようか悩み、半分超えた辺りでようやく話が動き始めたものの全く共感出来ない上にヤングケアラーや女性蔑視、島生活あるある、LGBT、がんなどなど話題盛りだくさん。特に最後の章にぎゅうぎゅう詰めで無理矢理感が否めなくて目が滑りました。単に私の好みと合わないだけかもしれませんが、もう他の作品も手に取ることはないです。
本屋大賞というビジネスです。 - ストリートおもんなさすぎ
主要な登場人物、全員嫌い
本屋大賞って何なん…
- 正直面白くなかった。本屋大賞という期待がでかすぎたのかもしれない。
- 落ち着いていた声なので、あえて平たく言ってしまえば、暗い話だけれど、穏やかな気持ちで聞き続けられた。
好きなジャンルでは無いけれど、多くの人が称賛してるので聞いてみたが、すれ違い、別れと、昔の親世代のメロドラマ
ファンの人、ごめんなさい。 - 聴いていてイライラする。
関西弁もっと上手い人を使ってください。
言いたいことを言わないのにも、ほどがある。
聴かなきゃよかった。時間の無駄。
「つまらない」等の悪い口コミは見当たりませんでした。
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『汝、星のごとく』:Q&A
- 各名言のページはどこ?
- 「瞳子」の読み方は?
- 『汝、星のごとく』と『Nのために』は似てる?
- 『汝、星のごとく』が嫌いな人はいる?
- 続編はある?
各名言のページはどこ?
各名言のページ数は、「 登場人物別:名言まとめ 」に記載しています。
※ページ数は文庫本のページ数になります。
「瞳子」の読み方は?
「瞳子」さんの読み方は「とうこ」です。
『汝、星のごとく』と『Nのために』は似てる?
僕は両方とも読みましたが、似てはいません。
しかし、共通点はあります。
- 母親が不安定
- お互いの秘密を共有している
上記2点が共通しているので、似ているという意見があるのかもしれません。
『汝、星のごとく』が嫌いな人はいる?
ヤングケアラーや、LGBTなどの繊細な内容にも深くふれているので、中には倫理的にあわずに、『汝、星のごとく』が嫌い、と言う人も少数ですがいるようです。
続編はある?
『汝、星のごとく』の続編はあります。
『星を編む』という作品です。
北原先生たちのアナザーストーリーが描かれています。
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『汝、星のごとく』名言:まとめ
『汝、星のごとく』の名言をまとめて紹介しました。
凪良ゆうさんの作品は本当に名言だらけです。
素敵な言い回しがたくさんありますよね。
各登場人物の名言は、以下の通りです。
- 自分の人生を生きることを、他の誰かに許されたいの?(P91)
- もちろんお金で買えないものはある。でもお金があるから自由でいられることもある(P92)
- わたしも奥さんももう腹は切ってる。あとは男が腹を刺すだけ(P114)
- きみのそれは優しさじゃない。弱さよ(P115)
- 怖いのは、えいって飛び越えるその一瞬だけよ(P138)
- あなたたちは本当に良い子。でも褒めてないのよ(P139)
- 強いんじゃなくて、愚かになれただけだと思う(P247)
- いけないことだとわかっていても、そうしたいのならすればいいんです(P100)
- きみはもう少し周囲に甘えてもいいと思いますよ(P132)
- 自分がかわいそうと思わなければ、誰にそう思われてもいいじゃないですか(P186)
- もう少し身勝手でもいいんですよ(P189)
- 悩みのすべてを切り捨てられる最後の砦としての正論が必要なんです(P296)
- 彼女を放っておくことは、自分を殺すことと同じに感じていました(P299)
- 間違えようと思って間違えたんです(P299)
- 忘れられないことを、無理に忘れようとしなくていいんですよ(P341)
- 自分で自分を養える、それは人が生きていく上での最低限の武器です(P373)
- 自分を縛る鎖は自分で選ぶ(P374)
- 誰がなんと言おうと、ぼくたちは自らを生きる権利があるんです(P390)
- 正しさなど誰にもわからないんです。だから、きみももう捨ててしまいなさい(P391)
- 大人になるほど世界は混沌としていることを知る(P58)
- お母さんの孤独にわたしを巻き込まないで(P86)
- お父さんはわたしのお父さんだけれど、もう本当に『お父さん』じゃないこと実感した(P94)
- いかなるときも、瞳子さんの中心は瞳子さん自身だ(P137)
- 変われないことこそが不幸(P174)
- いつだって核心は言葉の届かない深い場所にある(P185)
- 飽きるほど繰り返してきた現実に、わたしは帰る(P204)
- わたしはここで生きていく(P259)
- 同じ根っこから咲いた別の花のような親しさを互いに感じている(P342)
- わたしにとって、愛は優しい形をしていない(P344)
- なにかを欲するなら、失う覚悟も必要だ(P371)
- 少しでいいから荷物を持ってあげられる、それくらいの大人でいてよ(P385)
- わたしは愛する男のために人生を誤りたい(P395)
- たった一粒の星ですら見方が違う(P419)
- エアポケットのような、その狭間にわたしたちはいる(P429)
- 煌めきながら散っていく、あの星たちの中にいるのだろう(P431)
- 欲しても与えられないものなんて最初からないものだと、あきらめればいい(P68)
- 頼らんでええ。使ったれ(P88)
- 良い大人と良い教師はイコールではなく、良い大人と正しい大人もイコールでは結べない(P101)
- 俺たちは、どうしようもなく、愛を欲している(P118)
- 自分は自分を裏切らない(P121)
- 夕星(ゆうづつ)やな(P123)
- 暁海の前では俺は戦わなくてもいいのだ(P157)
- 正しさだけですべてを決められたら、どれだけ楽だろう(P209)
- 自分たちの弱さを他人に背負わせている(P221)
『汝、星のごとく』の感想も紹介しましたが、個人的にはかなり面白かったです!
読みながら、”まだこの小説の世界に浸っていたい””読み終わりたくない”と思える作品です。
まだ読んでいない人は、ぜひ読んでみてください。
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