2023年本屋大賞第7位になった小説「方舟」

どんな内容なのか気になりますよね。

この記事では、方舟のネタバレ解説をします。

図解などを使って分かりやすく解説するので、より深く方舟の内容を理解できます。

ぜひ内容や、読後の感情を共有しましょう!

ユク

方舟が面白くて、3周ほど読んでしまいました。

内容にネタバレを含みます。方舟の内容を知りたくない人は読まないください。

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【方舟】あらすじ(ネタバレあり)

※ネタバレを含みます。

登場人物

名前職業・続柄属性
<主人公>
越野 柊一
(こしの しゅういち)
システムエンジニア大学時代のサークル仲間
絲山 隆平
(いとやま りゅうへい)
ジムのインストラクター
絲山 麻衣
(いとやま まい)
幼稚園の先生
(隆平の妻)
西村 裕哉
(にしむら ゆうや)
アパレル系
高津 花
(たかつ はな)
事務
野内 さやか
(のうち さやか)
ヨガ教室受付
篠田 翔太朗
(しのだ しょうたろう)
フリーター柊一の従兄
矢崎 幸太郎
(やざき こうたろう)
電気工事士家族
矢崎 弘子
(やざき ひろこ)
幸太郎の妻
矢崎 隼斗
(やざき はやと)
幸太郎・弘子の息子
(高校一年生)

あらすじ

目次

プロローグ

1.方舟

2.天災と殺人

3.切られた首

4.ナイフと爪切り

5.選別

エピローグ

プロローグ

僕らは生贄を選ばなければならない。

9人のうち死んでもいいのは誰なのか、死ぬべきなのは誰なのか?

1.方舟

柊一は従兄の翔太朗と、大学時代の友人たちと、友人の1人である祐哉の親戚の別荘に集まっていた。

補足

大学時代の友人は【裕哉、隆平、麻衣、さやか、花】の5人。

方舟 相関図

そして、裕哉が以前に見つけたという山中にある地下施設に行ってみることに。

地下建築の内部
  • 地下建築の入口は、マンホールのようになっていた。
  • はしごを伝って7~8mほど降りる。
  • ある程度の広さはあり、通路途中に鎖が巻き付いた巨大な岩があった。
  • 地下建築は3階構造。古い貨物船のような雰囲気。
  • 地下1階には20部屋ある。ベッドもある。
  • 地下2階も20部屋ある。1階の鎖が巻き付いた巨岩につながっている巻き上げ機がある。(巻き上げ機を回せば巨岩が引っ張られて、1階の出入り口がふさがる仕組み)
  • 地下3階は水没している。3階に外とつながる非常口があるが、水没しているため行けない。
  • 発電機があり電気には困らない。水道も通っている。スマホの電波は入らない。
  • 2~3週間分の食料や水もある。
  • 地上を映す監視カメラが2つあり、出入口と非常口の外側がそれぞれが映っていた。

方舟内部 図解

方舟 図解

しかし道に迷ってしまい、地下建築にたどり着いたのが遅くなったので、そこに宿泊することになった。

花が彼氏と連絡を取りたいとのことで、さやかと裕哉と共にいったん外へ。

外から戻ってきた3人は、なぜか見知らぬ家族3人を引き連れてきた。

話を聞くと、家族はキノコ狩りをしていて、道に迷ったと言う。

総勢10名で、なんとも不気味な地下建築に泊まることになった。

2.天災と殺人

10人が寝ていると、まさかの地震が発生。

なんとか地下建築は崩れることなく、地震は収まった。

しかし、不幸なことに地下1階にあった巨岩が出入口をふさいでしまっていた。

地下2階にある巨岩とつながった巻き上げ機を使えば、巨岩はどかすことができる。

しかし構造上、巻き上げ機を使うと、巻き上げ機を巻いた人は地下2階の狭い空間に閉じ込められてしまう。

外が見られる監視カメラを確認すると、非常口側は土砂で埋もれていたが、出入口側は大丈夫そうだ。

しかし、土砂崩れが起こっており、地下建築から出られたとしても救援を呼ぶのに時間がかかりそうである。

そして、さらに不幸は続く。

地震の影響で、なんと地下3階の水がせり上がってきていたのだ。

助かるためには、誰か1人が地下2階に閉じ込められることになる。

水没までの時間はおそらく1週間弱。

救援を呼ぶのには時間がかかる。

救援が来る前に地下2階が水没する可能性が高い。

つまり、誰が犠牲になるのかを、全員で話し合わなければならないのだ。

そんな最中、地下建築に行こうと誘った裕哉が見当たらない。

山中で偶然出会った3人家族の息子、隼斗の悲鳴が聞こえた。

地下1階の1番端の部屋に裕哉の死体が転がっていた。

犯人を明らかにするために証拠を探すが見つからない。そして、今決めなければならないのは、誰がこの地下建築に残るかだ。

誰が生贄になるのか?それはもちろん、殺人を犯した犯人であるべきだ。

3.切られた首

一晩明け花が、さやかがいないと言い出した。

さやかを探す。

地下2階の206番の部屋に女性が倒れていた。

死んでいるのは一目でわかった。

死体には首がなかった。

翔太朗が死体を確認した。

さやかはロープで首を絞めて殺され、その後、胸をナイフで刺され、のこぎりで首を切られている。

さやかの頭部は見つかっていない。

おそらく、さやかの頭部や殺した凶器は水没している地下3階に捨てられているであろう。

裕哉を殺した理由も不明だが、さやかを殺す理由も分からない。

全員の部屋の手荷物検査をしたが、手掛かりはなかった。

そして、山中で出会った家族の主人である矢崎幸太郎が、自分たちへの疑いを晴らすため、なぜ地下建築へ来たのかを話し始めた。

矢崎家族が地下建築にきた理由
  • 妻、弘子の弟が新興宗教にはまってしまった。
  • 弟の日記から、この地下建築があることが判明。
  • 息子の隼斗も、弘子の弟と仲がよかったので、家族で地下建築を見に来たという。

一方で柊一の従兄、翔太朗はさやかの頭部が、ない理由を推測いた。

さやかの頭部が地下3階に捨てられた理由

さやかは亡くなる前に、スマホを探していたのが分かっている。

犯人が頭部を捨てた理由は、顔認証でスマホのロックを解除させないため。

おそらく、さやかのスマホの写真の中に、犯人にとって不都合なものが写っていたのだろう。

シーンは変わり、柊一と麻衣が地下2階で話をしていた。

麻衣と隆平は夫婦だが、年々仲は悪化していた。

以前から、柊一は麻衣の相談にのっていたのだ。

2人で今現在の状況を話し、それぞれの想いを共有した。

そして2人はキスをした。

柊一は部屋に戻ると、翔太朗がさやかのスマホを見つけたという。

そして、そのことを皆に報告し、スマホは翔太朗が預かることになった。

翔太朗はある程度、犯人の目星がついているという。

さすがにもう殺人は起こらないだろう。

誰もがそう思っていた。

しかし、第三の殺人は思いがけない形で判明した。

4.ナイフと爪切り

死んでいたのは、矢崎家族の主人、矢崎幸太郎。

地下2階で亡くなっていた。

地下2階には、だいぶ水がせり上がってきていて、水没しかけていた。

矢崎幸太郎が亡くなった経緯

妻の弘子が言うことによると、矢崎幸太郎は犯人を捕まえるために、地下2階に行ったのだという。

地下2階に行った理由は、どこにあるか分からなくなっていたさやかの胸を刺したナイフが見つかったとのこと。

ナイフがあった場所で隠れていたら、犯人がナイフを処分しに来るのではないかと予想したのだ。

しかし、幸太郎は7時間経っても戻ってこなかった。

そのため、様子を見に行くと幸太郎が枝切り鋏(ばさみ)で刺され、亡くなっていた。

幸太郎が殺された現場からは、さやかを刺したナイフと、なぜか1番最初に殺された裕哉が持っていた爪切りとチャック付きのビニールの小袋が発見された。

そして、幸太郎のスマホには、犯人と鉢合わせたときの動画映像が残されていたが、はっきりと犯人は映っておらず特定はできなかった。

だが、翔太朗は犯人が分かったと言った。

5.選別

食堂のテーブルの前で、7人全員が円を描いて立っていた。

水没までの猶予は約12時間。

翔太朗は淡々とした口調で語り始めた。

翔太朗の推理

第二の殺人。さやか殺害後、さやかの首を切る際、暗闇では切れないため、部屋の電気をつける必要があった。

しかし、部屋の電気をつけると明かりが廊下へと漏れてしまう。

そうなると、もし誰かがそこを通ると、部屋にいることがバレてしまう。

それを隠すために犯人はウエスを使って、ドアの隙間を埋めて明かりがもれないようにした。(※ウエスとは、雑巾のようなもので、雑巾よりも生地が薄い。)

しかし、明かりを漏れないようにするならガムテープなどのテープ類でもよかったはずだ。

ウエスを詰めるよりテープを貼る方がはるかに簡単だ。

ウエスは誰かに見られる可能性が高い場所にあり、テープ類は誰にも見られずに入手できる場所にある。

それにも関わらず、犯人は見つかる危険を冒してウエスを取りに行っている。

そのため、犯人はテープ類がある場所を知らない人。

そして、テープ類があることを知らないのは、この中で2人だけ。

隆平と麻衣。

そして、第三の殺人。

矢崎幸太郎を殺したときに、犯人はさやかを刺したナイフと、裕哉の爪切りとチャック付きビニールの小袋を現場に忘れた。

ナイフを事前に処分しなかった理由と、爪切りをなぜ持ち出したのかは分からない。

しかし、チャック付きビニール小袋を必要とした理由が、翔太朗には分かっている。

そのため、チャック付きビニール小袋を必要とした方が犯人だ。

チャック付きビニール小袋を必要とした理由。

それは、スマホを水に濡らさないため

つまり、犯人のスマホには防水機能がない。

これにより、隆平と麻衣のうち、防水機能がないスマホを持っている方が犯人。

防水機能がないスマホを持っている人物。

それは麻衣だ。

翔太朗の推理に、麻衣は答える。

私が裕哉くんと、さやか、矢崎さんを殺しました。

皆、麻衣が方舟の犠牲になり、全員を助けるよう懇願する。

柊一だけが複雑な心境で麻衣を見守っていた。

しかし、麻衣は決断する。

私が岩を落とす。

柊一は「自分も一緒に麻衣と残る」そう言おうか迷った。

迷いながら柊一は言った。

じゃあ、さよなら。

「うん、行くね。」と麻衣は言い、暗い廊下に姿を消した。

エピローグ

麻衣を見送り、皆は出入口の前に立った。

すると柊一のスマホに、トランシーバーアプリで麻衣から通信があった。

別部屋に入り、柊一は麻衣と話した。

そして、麻衣は言った。

「これから地下で死ぬことになるのは、私じゃなくて、柊一くんたちなの。」

地下建築には、非常口と出入口を映す監視カメラがあった。

非常口は地震による土砂崩れで埋まっていた。

「もし私が、柊一くんたちが気づく前に、あの2つのモニターの配線を入れ替えていたとしたら?」

つまり、土砂で埋まっているのは、非常口ではなく出入口の方。

しかし非常口は水没しているため、地下3階からしか行けない。

そのため、地下建築内に置いてあったダイビング機材を使うしかない。

しかし、ダイビング機材は2人分しかなかった。

ダイビング機材が2人分しかないので、おそらくダイビング機材の奪い合いが始まると、麻衣は予想した。

そこで、今回の犯行を思いつき、自分が方舟に残るように仕向けるため、殺人を犯した。

麻衣は、柊一が一緒に地下建築に残ると言ってくれたら、一緒に脱出するつもりだったと言う。

しかし、もう遅い。

麻衣は柊一に言った。

じゃあ、さよなら。

やがて、巨岩が地下2階に落ちる音が聞こえた。

皆の歓声が上がる。

駄目だ。上蓋は開かない。

そのときタイムリミットがきて、発電機が停止し、真っ暗になった。

遠くで5人の絶望の絶叫が聞こえた。

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【方舟】ネタバレ解説・感想

なんとも衝撃的な最後でしたね。

この小説を読み終えた後、この内容を誰かと共有したい衝動に駆られました。

これからネタバレ解説や感想を書いていきます。

ユク

一緒に想いを共有しましょう!

<ストーリー>解説・感想

まずは、登場人物の関係性をまとめます。

地下建築「方舟」を図解にすると、以下の通り。

方舟 図解②

3つの殺人を時系列で追うと、以下の通り。

地下建築で地震が起こり、3人が次々と殺害されていく展開。

方舟の生贄になるべきなのは、殺人を犯した犯人。

翔太朗による推理が始まる。

ユク

僕自身、犯人の予想はつかなかったし、麻衣のキャラクターからは考えられないほど冷徹な犯行でしたね。

翔太朗を含むメンバー全員が、完全に麻衣の掌の上で踊らされてた形。

自分が犯人だと気づいてもらい、麻衣が生贄になり方舟に残った。

そうすることで、自分だけがダイビング機材を使い非常口から脱出できるから。

麻衣はとても頭が切れて、遂行能力がすさまじく高い人物です。

「犯人は誰か?」ということに焦点が当たっていたため、最後のどんでん返しは完全に不意を突かれました!

最後の最後で、めちゃくちゃ感情を揺さぶられる作品です。

<犯人>解説・感想

麻衣が犯人だと分かったときに、思ったのは「え?この人がこんな残忍なことするの?」でした。

麻衣のキャラクターと猟奇的な殺人方法は、ギャップを感じますよね。

非力な女性である麻衣が、友人の首を絞め殺し、さらには首を切りとるという犯行。

幼稚園の先生という職業と、猟奇的な殺人犯というギャップがなおさら、麻衣のサイコパス感を増加させます。

麻衣の人物像をまとめると、以下の通り。

方舟 麻衣 人物像

自分だけが助かるために、これだけの殺人を犯したということに驚愕しました。

そして、さやかの首を切り取るという行為が、なおさら麻衣の残忍な一面を際立たせています。

いくら自分が犯人だとバレないためとはいえ、首を切り取るなんて通常では考えられません。

ユク

麻衣が怖すぎる…。

<衝撃のラスト>解説・感想

方舟のラストは本当に衝撃的でした!

翔太朗の推理から麻衣が犯人だと判明。

そこからのどんでん返し。

まさかのバッドエンドでしたね。

ユク

「そんな終わり方……。」といった感じでちょっと放心状態になりました。

翔太朗は見事な推理で、麻衣が犯人だと当てました。

だけど、それも麻衣の想定通り。

そして、翔太朗の推理と、麻衣の実際の動機は違ったものでした。

最後の翔太朗の推理と、麻衣が実際に語った動機の比較は、以下の通り。

翔太朗の推理麻衣の本当の動機
犯行に及んだ理由仲が悪くなっていた夫、隆平に罪をきせ、方舟の生贄にさせるため①地震発生後、防犯カメラの映像を見て誰よりも早く、出入口側が土砂により出られないと気づいた。
②非常口側から脱出するには、ダイビング機材を使って、地下3階の水中を通って脱出するしかない。
しかし、ダイビング機材は2人分しかない。
③そのため、ダイビング機材の奪い合いが始まると予想し、自分が助かるために、今回の犯行を決断した。そして、非常口と出入口の防犯カメラの配線を入れ替えた。
裕哉を殺した動機殺人が起これば、犯人に生贄になってもらうという流れになる。
そのため裕哉を殺害。
裕哉はメンバーの中で唯一、この方舟に来たことがある。非常口・出入口の風景を覚えている可能性があり、配線を入れ替えたことに気づくかもしれない。
そのため、裕哉を殺害。
さやかを殺した動機さやかのスマホに、麻衣にとって見られてはマズいものがあったので、殺害。
さらに胸に刺したナイフは、隆平に罪をきせるためのもの。
翔太朗が推理した通り、さやかのスマホに都合の悪いデータが入っていたため殺害。
さらに、さやかの胸に刺したナイフは隆平に罪をきせるためではなく、自分が犯人だと気づいてもらうため。
矢崎幸太郎を殺した動機さやかを刺したナイフを回収しに行ったときに、待ち伏せしていた矢崎幸太郎と鉢合わせたため。翔太朗の推理はほぼ当たっており、必要なものを探しに行ったところ、矢崎幸太郎と鉢合わせたので、殺害。
さらに、矢崎幸太郎を殺害した理由はもう1つ。
矢崎幸太郎は身を隠すためにダイビングのタンクを使っていた。
そのタンクは麻衣が脱出するために必要なもの。
タンクの空気を消費されると困るので殺害した。
総括すべては、隆平を殺人犯に仕立て上げ、方舟の生贄に選ばれ残酷な死に方をさせるために、犯行を行ったと推理した。麻衣は隆平に罪をきせるためではなく、自分だけこの方舟から脱出するために、犯行に及んだ。

麻衣の行動をまとめると、以下の通り。

犠牲になるべきなのは犯人。

麻衣がこのまま地下建築に残り、死ぬものだと思っていたら、まさかの死ぬのは麻衣以外。

ユク

こんな終わり方アリなの?

衝撃の展開に、心震える作品でした。

方舟の詳しい感想や口コミは、こちらで紹介しています。

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ネタバレ解説サイトのパスワード

小説「方舟」にはネタバレ解説サイトがあります。

こちらのサイトでもネタバレ解説を見ることが可能。

真犯人の名前」と真犯人の最後のセリフ「最後の4文字」を入力することでログインできます。

ログインできない原因

うまくログインできない場合もあるようです。

ログインできない原因は、以下の2点。

  • 「真犯人の名前」と「最後の4文字」を間違えている。
  • 半角英字で入力していない。

原因をチェックして、ログインしなおしてみてください。

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方舟は無料で聴く方法があります。

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ユク

僕も「方舟」をオーディブルで聴きました。

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【方舟】ネタバレ解説:まとめ

方舟のネタバレ解説をしました。

この小説を読み終えた直後は、誰かと内容を語り合いたくなりますよね。

それだけ、衝撃的な最後でした。

犯人が麻衣ということも意外でしたし、まさかのバッドエンドに震えました。

まだ読んでいない人はぜひ読んでみてください。

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